BAS主催UCDセミナー 3月3日(金)午後6時30分〜

【BAS主催UCDセミナー 3月3日(金)午後6時30分〜】

3月3日(金)に開催のUCDセミナーでは、長らくBAS幹事をして下さっていたUCSFの平野有沙さんに御講演いただきます。

平野さんはUCSF, Department of Neurologyにおける研究で睡眠・覚醒サイクルについての興味深い成果を出されてきましたが、このたび日本にポジションを得てご帰国されることになりました。ご帰国直前で慌ただしいとろ帰国前にUC Davisでもお話しいただけることになりました。UCSFでされてきたご研究についてお話しいただきます。

みなさま、奮ってご参加ください。


講演:「睡眠・覚醒サイクル制御の理解に向けた遺伝学的アプローチ」
講演者:平野 有沙 (Arisa Hirano, Ph.D.)
所属:Department of Neurology, UCSF

日時:3月3日(金曜日)18:00開場、18:30講演開始
会場:UC Davis Plant Reproductive Biology Bldg, Conference room
建物の入り口には案内係を配置しますが、もし入ることができなければ村田(408-687-4225)まで電話をください。

参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は3月3日(水)正午(12:00)までに村田までお申し込み下さい。

詳しくはこちら!


( Abstract )
睡眠・覚醒サイクル制御の理解に向けた遺伝学的アプローチ
Forward genetics for understanding of sleep-wake regulation.
平野有沙
Department of Neurology, UCSF

良質で十分な睡眠は生命活動の維持に必要不可欠である。私たちの体は、短時間の断眠であっても身体・精神的な不調をきたし、断眠状態が持続すると最終的には死に至る。適切な睡眠・覚醒リズムのタイミングは生物が備える体内時計 (概日時計) によって決定される。我々はこれまで、ユニークな睡眠パターンを示すヒト家系を用いた順遺伝学により、睡眠リズムを制御する分子メカニズムを明らかにしてきた。例えば、時計遺伝子PER3遺伝子のPro415Ala/His417Arg変異は睡眠位相前進症候群および季節性鬱病の発症と強く相関する (Zhang, Hirano et al., PNAS, 2016)。一方、睡眠位相前進を示す別の家系においてCRY2遺伝子のAla260Thr変異を同定した。Ala260はCRY2の補酵素であるFADの結合ループに位置し、このミスセンス変異によってCRY2の分解が促進した (Hirano et al., eLIFE, 2016)。さらに、FADがCRYのユビキチンE3リガーゼと競合してCRYの安定化することを見出し、FADによるCRYを介した概日時計の制御機構を明らかにした。本セミナーでは、UCSFでの3年間の研究成果とともに、“24時間型社会”と呼ばれる現代社会における睡眠・概日時計研究について議論したい。

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BAS主催UCSFセミナー 3月10日(金)午後7時〜

【BAS主催UCSFセミナー 3月10日(金)午後7時〜】

3月10日(金)に開催のUCSFセミナーでは、長らくBAS幹事をして下さっていたUCSFの平野有沙さんと鹿島理沙さんに御講演いただきます。

平野さんはUCSF, Department of Neurologyにおける研究で睡眠・覚醒サイクルについての興味深い成果を出されてきましたが、このたび日本にポジションを得てご帰国されることになりました。ご帰国直前で慌ただしいところ、UCSFでされてきたご研究についてお話しいただきます。
鹿島さんはCVRI-UCSFにおいてBMPシグナリングに着目した研究を進めてこられ、近年は脆弱X症候群の新規病態発症機構を同定されました。最近は薬剤スクリーニングの確立へと更に研究を発展されており、この機会に最新の研究成果についてお話いただきます。

両講演の要旨は追ってお知らせいたします。
みなさま、奮ってご参加ください。


講演−1:「睡眠・覚醒サイクル制御の理解に向けた遺伝学的アプローチ」
講演者:平野 有沙 (Arisa Hirano, Ph.D.)
所属:Department of Neurology, UCSF

「睡眠・覚醒サイクル制御の理解に向けた遺伝学的アプローチ」(平野 有沙)
良質で十分な睡眠は生命活動の維持に必要不可欠である。私たちの体は、短時間の断眠であっても身体・精神的な不調をきたし、断眠状態が持続すると最終的には死に至る。適切な睡眠・覚醒リズムのタイミング(睡眠位相)は生物が備える体内時計 (概日時計) によって決定される。我々はこれまで、ユニークな睡眠パターンを示すヒト家系を用いた順遺伝学により、睡眠リズムを制御する分子メカニズムを明らかにしてきた。例えば、時計遺伝子PER3遺伝子のPro415Ala/His417Arg変異は睡眠位相前進症候群および季節性鬱病の発症と強く相関する (Zhang, Hirano et al., PNAS, 2016)。一方、睡眠位相前進を示す別の家系においてCRY2遺伝子のAla260Thr変異を同定した。Ala260はCRY2の補酵素であるFADの結合ループに位置し、このミスセンス変異によってCRY2の分解が促進した (Hirano et al., eLIFE, 2016)。さらに、FADがCRYのユビキチンE3リガーゼと競合してCRYを安定化することを見出し、FADによるCRYを介した概日時計の制御機構を明らかにした (Hirano et al., Cell Report, in press)。本セミナーでは、UCSFでの3年間の研究成果とともに、“24時間型社会”と呼ばれる現代社会における睡眠・概日時計研究について議論したい。



講演−2:「脆弱X症候群新規薬剤探索系の構築」
講演者:鹿島 理沙 (Risa Kashima, Ph.D.)
所属:Akiko Hata Lab, CVRI-UCSF

「脆弱X症候群新規薬剤探索系の構築」(鹿島 理沙)
脆弱X症候群(Fragile X syndrome, FXS)は遺伝性の知的障害で、X染色体上に存在するfragile X mental retardation 1 (FMR1)遺伝子の発現消失または、変異に起因する。発症率は、男性では1/4000、女性では1/8000であり、精神発達障害、知的障害、情緒不安定、注意欠陥と多動性、自閉症様症状の他、長い顔・大きな耳・扁平な足等の身体的異形成が見られる。現在のところ、治療法は無く、治療薬の開発が望まれている。FMR1によりコードされるFragile X mental retardation protein (FMRP)はRNA結合タンパク質で、標的mRNAに結合し翻訳を抑制することで、標的タンパク質の量を制御している。これまでに数々のFMRP標的分子が同定され、創薬及び臨床試験が試みられてきたが、FXS治療には至っていない。その原因の一つとして、FXSの症状を反映し薬剤効果を評価するのに適した動物モデルを用いた有効な薬剤スクリーニング系が樹立されてないことがあげられる。
我々は、昨年FMRPの新規標的分子として、bone morphogenetic protein receptor type 2 (BMPR2)を同定し、そのシグナル伝達下流分子であるLIM-kinase 1 (LIMK1)がFXSの治療標的分子となることをFXS病態モデルマウスを用いて証明した (Science Signaling, 2016)。さらに最近、FMR1変異ショウジョウバエの幼虫の行動解析に基づいたFXS新規薬剤探索系を構築し、新たなLIMK1阻害剤がFXS治療薬候補となることを見出した (Science Signaling, in press)。本研究により、FXS治療薬開発が加速されることが期待される。


日時:3月10日(金曜日)午後6時40分開場、7時講演開始
会場:UCSF, Mission Bay Campus, Genentech Hall N114(1階)
   600 16th St, San Francisco, CA 94158

参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は3月8日(水)までに城戸達雄までお申し込み下さい。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。

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BAS主催新春セミナー 2月11日(土)午後12時00分〜

BAS主催新春セミナー 2月11日(土)午後12時00分〜

今回の新春セミナーでは、昨年の12月にDivision of Pediatric Cardiothoracic Surgeryの教授に就任されました佐野俊二先生に、「夢を追って - Chasing the dream」という演題でご講演いただきます。

佐野俊二先生は、先天性心疾患の外科治療、特に、高度な技術が必要な小児心臓外科手術を数多く成功させた、心臓外科の分野で大変著名な先生です。昨年12月に岡山大学病院心臓血管外科よりUCSFのDivision of Pediatric Cardiothoracic Surgeryに移られました。佐野先生は、外科治療に加え、心臓病の小児患者から心臓の細胞を採取し培養後に戻して心機能の回復を図る再生医療を行い、成果を上げられています。今回の講演では、佐野先生のご専門の手術や再生医療の臨床応用についてご紹介頂くとともに、「夢」をキーワードに、佐野先生がこれまで挑戦されてきたことを振り返り、これからUCSFでどんな夢を追っていくのかをお話し頂く予定です。奮ってご参加ください。

講演後には懇親パーティーを企画しています。交流の輪を広げ、ベイエリアで研究・仕事をされている方達と親睦を深める良い機会ですので、こちらも是非ご参加ください。

演題名:「夢を追って - Chasing the dream」
演者:佐野 俊二 (Shunji Sano)
所属:Division of Pediatric Cardiothoracic Surgery, UCSF
日時:2月11日(土)午前11時30分開場、12時00分講演開始
13時頃よりGenentech Hall Atrium(Auditorium前のロビー)にて懇親会開催
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Byers Auditorium (1階)
    600 16th St, San Francisco, CA 94158
参加費:$10(懇親会費込み。当日開場でお支払い下さい。学生は無料)
*今回もスポンサードセミナーとなり、ニプロ株式会社様より食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は2月8日(水)までに「お名前(同伴者込み)」と「ご所属」を明記の上、小川までお申し込みください。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。

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BAS主催UCSFセミナー 1/13(金)午後7時~

BAS主催UCSFセミナー 1月13日(金)午後7時~


今回のUCSFセミナーではUCSFの磯部紀子さんに「多発性硬化症のジェネティクス」という演題でお話いただきます。

磯部紀子さんはUCSF大学のポスドクとして、神経変性疾患のひとつである多発性硬化症の発症に関連する遺伝的リスクについて研究をしてこられました。4月からは、ご出身の九州大学に帰られて脳神経治療学講座の准教授に着任される予定です。今回のセミナーでは、留学中に First author として複数の論文を発表しながら、2回の出産・育児を経験されてきた経験談もお話しいただく予定です。皆様奮ってご参加ください。



演題名:「多発性硬化症のジェネティクス」

演者:磯部紀子 (Noriko Isobe), MD, PhD

所属:UCSF, Department of Neurology

日時:1月13日(金)午後6時30分開場、7時講演開始

場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)

    600 16th St, San Francisco, CA 94158

参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料



*今回はスポンサードセミナーとなり、ニプロ株式会社様より食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は1月9日(月)までに住田までお申し込みください。当日参加ももちろん受け付けておりますが、食事は事前参加分しかご用意しておりませんのでできるだけ参加登録をお願いいたします。


会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。

建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。



演題概要:多発性硬化症(Multiple Sclerosis; MS)は、中枢神経系における自己免疫性疾患で、発症に、遺伝的要因と環境要因の両方が関与していることが知られている。欧米白人女性に多くみられるが、近年、日本においても発症率が増加している。遺伝的要因としては、古くから特定のヒト白血球抗原(HLA)アリルが知られていたが、国際共同研究による一塩基多型(SNP)を用いた大規模ゲノムワイド関連解析により、これまでに200か所以上の非HLA領域も病気のリスクに関連していることが明らかになっている。しかし、多くの大規模解析は欧米白人のデータを用いており、欧米白人の遺伝的リスクが他の人種においてもリスクとなりうるのか不明であった。また、果たして、発症に関わる遺伝的リスクが、重症度などの病気の内容(表現型)にも影響を与えるのか、についてもあまり分かっていなかった。そこで、我々はアフリカ系アメリカ人のデータを用い、発症リスクに関わる遺伝的領域は、両人種の間で概して共通していることを確認した(Neurology, 2013; Brain, 2015)。また、遺伝的発症リスクの高い人ほど発症が早く、大脳の皮質下灰白質が高度に萎縮することを報告した(Genes Immun, 2013; JAMA Neurol, 2016)。本セミナーでは、これらの研究の紹介の他、多発性硬化症の臨床、ゲノム解析のアップデート、ゲノム解析の意義等も含めてお話ししたい。

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BAS主催 忘年会&セミナー@UCSF

【BAS主催 忘年会&セミナー@UCSF 12月11日(日)午後1時〜6時】

BAS主催の忘年会をUCSF ミッションベイ・キャンパスにて開催します。日曜日のお昼〜夕方の開催で、ご都合の良い時間に顔を出して年末の挨拶を交わし合って頂ければと思います。奮ってご参加下さい。
午後1時〜2時には、近々UCSFを離れられる鈴木伸悟さんに「Gene and Cell Therapy: Seamless Gene Modification in Patient-derived iPSCs」という演題でお話しいただきます、そちらにも是非ご参加ください。

日時:12月11日(日曜)、午後1時〜6時
<スケジュール>
・午後1時〜2時 
  演題:「Gene and Cell Therapy: Seamless Gene Modification in Patient-derived iPSCs」
  講演者:鈴木 伸悟 (Shingo Suzuki, Ph.D.)
  所属:University of California, San Francisco

・午後2時〜6時
  「忘年会」
  軽食と飲み物を用意いたします。ご都合の良い時間にお越し下さい。

会場:UCSF、ミッションベイ・ハウジングのコミュニティールーム
   Google Map= https://goo.gl/maps/CYD4skDLWEC2

参加費:$5/大人(学生・子供は無料) 当日、受付でお支払い下さい。

準備の都合上、参加ご希望の方は12月9日(金)までに戸田までお申し込み下さい。
お待ちしております。


講演概要:
近年のiPS細胞や遺伝子改変技術のめまぐるしい進歩により,遺伝性疾患を標的とした遺伝子治療・細胞治療の分野は大きく発展し現実味を帯びてきた.これに伴い,遺伝子治療・細胞治療に関わる研究分野は,これまで考案された技術をより安全で治療応用できる技術へ,またより安価で効率の良い技術へと応用・開発する分野へとシフトしてきた.本セミナーではそれらの技術開発の中でも特に‘Seamless Gene Modification’ をキーワードに,TALENやCRISPR/Cas9を用いた最新の iPS 細胞における遺伝子改変技術を,これまでの私の取り組みをもとに紹介するとともに,最近新たに考案した手法を紹介する.最後にこれらの手法を用いた遺伝子治療・細胞治療の将来像を簡単に議論する.

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ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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