UCSFセミナー 8月22日(金曜日) 19時半講演開始

UCSF Mission Bay Campusにて、須沢美幸さんにご講演いただきます。UCSF Newsにも紹介され、非常に興味深い内容です。奮ってご参加ください。

日時:8月22日(金曜日) 19時開場、19時半講演開始
場所:UC San Francisco, Mission Bay, Arthur and Toni Rembe Rock Hall, Room 102 (1階 Auditorium) 

通常の会場とは異なり、今回のセミナーはMission Bay Campusです。

参加費: $5(軽食・飲み物込み)

なお、準備の都合上、参加ご希望の方は、城戸(t-kido@a-net.email.ne.jp)まで事前に御連絡ください。

講演:
須沢 美幸 UCSF Holly Ingraham Lab (Department of Physiology)

演題:
トリアジン系除草剤アトラジンはオーファン核内受容体(SF-1)を介し細胞特異的に内分泌機構を撹乱する

講演要旨:
 近年、フィールド調査に於いて野生のカエル、魚の生殖異常や雌化が多方面より報告され、ホルモン作用を保持する内分泌撹乱物質の環境汚染による生殖系への影響が懸念されつつある。
 その原因の一つとしてトリアジン系除草剤のアトラジンが挙げられ、この除草剤による生態系への影響が危惧され、その使用が問題視されはじめている。その一方でアトラジンの哺乳類への影響は低いと考えられており、現時点でトウモロコシ畑を中心に米国に於いて、最も高頻度に使用されている代表的な除草剤として知られている。また土壌、水質の一般的な汚染物質としても報告されている。
SF-1は男性ホルモンであるテストステロンを女性ホルモンエストロジェンに変換する酵素アロマターゼの遺伝子発現を制御する核内受容体の一つであり、アロマターゼのみならず、多くのステロイド合成に関わる酵素群の発現制御を司る核内転写因子である。代表的な発現部位は下垂体、 視床下部、性腺、副腎で、遺伝子改変マウスを用いる事により、それら組織での SF-1の機能解析が行われてきた。また、これらの組織のみならず、近年、女性疾患である子宮内膜症の患者より得られた組織解析から SF-1が高発現している事が見いだされ、女性疾患とSF-1の関連が注目されている。
 今回我々は、アトラジンが細胞特異的にアロマターゼの転写活性を誘導しかつ SF-1がこの発現制御にクロストークする事を見出した。また、アロマターゼのみならず、女性月経周期、妊娠に重要な黄体形成ホルモン、ヒト絨毛性ゴナドトロピンなど数多くの遺伝子が上昇認められた。今回、内分泌撹乱物質アトラジンによる、SF-1を介した撹乱作用の機序の解析とともに、環境ホルモン、合成ステロイドによる SF-1の活性化と女性疾患との関連性もあわせて報告したいと考えている。
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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