UCSFセミナー 12月4日(金曜日)午後7時半

発展が著しい脳神経研究の分野のみならず、医学・精神科の分野においても「睡眠」の問題は注目されているトピックスです。過眠症を含む様々な睡眠に関する研究に長年たずさわり、現在スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所・所長を務めておられる西野精治先生の講演が実現しました。睡眠の問題の初歩から高度な医学的理解まで、系統だった話を伺うことのできるまたとない機会です。どうぞ、奮って御参加ください!
 また、アメリカの大学で長年ファカルティーとして活躍されている西野先生に、その実情に関するお話も提供していただく予定です。

日時: 12月4日(金曜日)
    午後7時開場、講演7時半開始、
    講演後懇親会

場所: UCSF Mission Bay Campus
講演:Rock Hall Auditorium Room #102
懇親会:Rock Hall Interaction/Gathering Room #504
入管の際にセキュリティーチェックがありますので、必ずIDを御持参ください。

参加費: 一般:$5(懇親会費込み)、学生:無料

準備の都合上、参加希望者は前日までに「お名前」と「ご所属」を担当幹事の小川までご連絡ください。

講演: 西野精治 Seiji Nishino, M.D., Ph.D
スタンフォード睡眠生体リズム研究所・所長
Director, Stanford Sleep and Circadian Neurobiology (SCN) Laboratory

演題:過眠症と現在社会
Hypersomnia in modern society

講演要旨

私は1987年より、スタンフォード大学医学部睡眠研究所で過眠症の一疾患であるナルコレプシーの研究を行っており、当セミナーでは現在社会における過眠症についてお話しする。 過眠症は 単一の障害ではなく、種々の異なる病態から生じる。また、 不眠症と 過眠症は表裏一体で、睡眠不足や、夜間の睡眠時無呼吸症候群による不眠は、 二次的に昼間に過眠をもたらす。また身体の病気や、薬物服用に伴って過眠が生じることもある。こういった 過眠症 (二次性過眠症)では、不眠になる原因を治療すれば 過眠症も消失することが多いが、一方、ナルコレプシーや特発性過眠症のように過眠が主症状とする疾患も存在する(原発性過眠症)。なかでもナルコレプシーは、小児期に発症するが、初期診断が難しく、適切な治療を受けるまで時間がかかり、学業や、社会的な発育が障害されることが多い。ナルコレプシーも100年以上前に記載されていた、いわゆる「なぞの眠り病」であったが、スタンフォード大学でのイヌのナルコレプシーなどの動物モデルを使った実験で、その本態(オレキシン神経細胞の脱落)が明らかになり、今後、その早期診断や根治療法の開発に期待が持てる。 不眠症や睡眠不足は 二次性過眠症を引きおこすだけでなく、原発性過眠症の発症の引き金になることや、過眠症状の悪化にもつながるので、睡眠衛生の管理が需要である。 多くの過眠症はまだその本態がわかっていないものを多く、その基礎研究も需要である。 過眠症は慢性に経過するものも多く、その種類により治療方針も異なるので、一過性でない場合は放置せず、睡眠専門医の診察を仰ぐことが重要と考えられる。
本題とは別に、アメリカでの大學勤務が20年以上におよんでいるので、今回の講演の機会を利用して、参加者とgrant applicationやpromotionに関して私が持っている情報も共有したい。

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Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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