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BAS主催UCSFセミナー 9月20日(金)午後6時30分〜


【BAS主催UCSFセミナー 9月20日(金)午後6時30分〜】

9月20日(金)に開催予定のUCSFセミナーでは、UCSF Department of Cellular and Molecular Pharmacologyの戸田聡さん(Postdoctoral Scholar)に「合成組織形成:自己組織化により生じる多細胞構造の人工的作製」という演題でご講演いただきます。

戸田さんは京都大学大学院医学研究科にて2014年にPhDを取得された後、2015年からUCSFにポスドクとして赴任し、この間に学振海外特別研究員やHuman Frontier Science Program (HFSP) Long-Term Fellowshipなどを務められました。また、この10月からは金沢大学ナノ生命科学研究所で研究室を主宰されます。本講演では、昨年にScience誌にも発表されたUCSFでの研究成果を中心に、日本のアカデミックポジションへの就活のご経験などもシェアしていただく予定です。

セミナーではライフサイエンスのトピックを多く扱っていますが、生命科学系専攻ではない方など幅広いバックグランドの方のご参加もお待ちしています。セミナーの後にはちょっとした懇親会もあり、参加者の皆さんには知り合いを増やしたり日本語での雑談を楽しんだりして頂いています。

どうぞお気軽にご参加下さい!

=== === === セミナー詳細 === === ===
演題名:合成組織形成:自己組織化により生じる多細胞構造の人工的作製
(Synthetic Tissue Formation: Programming Multicellular Self-organization)
演者:戸田聡 (Satoshi Toda, Ph.D, Postdoctoral Scholar)
所属:カリフォルニア大学サンフランシスコ校
日時:9月20日(金)午後6時開場、午後6時半時講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114(一階)
   600 16th St, San Francisco, CA 94158
参加費:$5 (軽食を用意します)、学生無料


準備の都合上、参加希望の方は9月17日(火)までに津久井達哉までお申し込みください。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。


演題概要:
細胞は、様々な分子を使って近くにいる細胞とシグナルをやり取りする、つまりコミュニケーションすることで、細胞集団のふるまいを制御することができます。これにより、複雑な構造をした組織の形成・再生が行われます。では、どのような細胞間コミュニケーションを行えばどのような多細胞構造を形成することができるでしょうか。本研究では、モデル生物や幹細胞を用いるのではなく、組織形成能のない細胞に新たな細胞間コミュニケーションを設計し,実際に細胞による組織形成過程をつくり出して検証しています。細胞の挙動を自在に操作して様々な構造を形成することができれば、組織構造の形成原理の理解に加えて、単細胞生物が多細胞生物へと進化するための十分条件の探索や組織修復を目指した再生医療などに役立つと考えられます。本セミナーでは、UCSFで得られた研究結果と今後の展望、および、残りの時間で私の就活での個人的な経験をシェアして、将来的に日本に帰国して研究を続けることを考えていらっしゃる方に少しでも参考になれば幸いです。

【セミナー開催報告】

9月20日のUCSFセミナーでは、UCSF, Department of Cellular and Molecular Pharmacologyに所属されている戸田 聡さんに、「合成組織形成:自己組織化により生じる多細胞構造の人工的作製」(Synthetic Tissue Formation: Programming Multicellular Self-organization)という演題でお話いただきました。多細胞生物は複雑な細胞間相互作用の機構を持ち、細胞同士が互いに情報を伝達しながら様々な構造や機能を持つ組織を作っています。戸田さんは合成生物学の手法を用い、人工的に生体のシステムを試験管内で作り出すことで、生命の仕組みを理解する研究を行っています。本講演では、戸田さんが所属する研究室で開発されたsynthetic notch receptor system (synNotch)を用い、外部シグナルを受容するとカドヘリン遺伝子発現を誘導するシンプルなシステムを細胞に取り入れることで、多層構造の球体(spheroid)や非対称構造を持つ球体を作製できることを明らかにした研究を紹介していただきました。質疑応答も活発に行われました。また、後半は日本での独立研究者ポジションへアプライし、職を得るに至った経験もシェアしていただき、充実した講演内容となりました。
今回のセミナーの参加者は24名でした(発表者と学生を含む)。戸田さんは長い間BASの幹事としてもご尽力いただきました。帰国前のお忙しい合間を縫ってご講演頂いた戸田さんに感謝を申し上げると同時に、日本での益々のご活躍をお祈りしています。

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ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar (略称: BAS)は、生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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