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BAS主催 UCSFセミナー 11月17日(金)18時30分 開催のご案内


【 BAS主催UCSFセミナー 11月17日(金)午後6時30分 ~ 】

11月17日(金)に開催のUCSFセミナーでは、Stanford University、Department of Bioengineeringの永島一樹さんに「IgA産生と腸内細菌叢の多様性を制御するM細胞誘導細胞(M cell inducer cell)の発見」という演題でご講演いただきます。

永島さんは東京大学医学部医学科にてMDを取得後、東京大学大学院医学系研究科免疫学教室に進学され、今年の3月にPhDを取得されました。この9月より、Stanford UniversityにPost-Doctoral Research Fellowとして留学し、研究されています。永島さんは、東京大学大学院において腸内細菌と腸管免疫系の相互作用について研究され、腸管免疫応答を制御する間葉系細胞を新規に同定されました(Nat Immunol, 2017 and Biochem Biophys Res Commun, 2017)。本セミナーでは、その成果と今後の研究の展開についてお話いただきます。奮ってご参加ください。

演題名:「Identification of M cell inducer (MCi) cells that induce IgA and diversify gut microbiota」
(和文タイトル:IgA産生と腸内細菌叢の多様性を制御するM細胞誘導細胞(M cell inducer cell)の発見)
演者:永島 一樹 (Kazuki Nagashima, M.D. Ph.D.)
所属:Department of Bioengineering, Stanford University
日時:11月17日(金)午後6時開場 午後6時30分開演
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)
     600 16th St, San Francisco, CA 94158
参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料
*今回は、ニプロ株式会社様から食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は11月15日(水)までに鈴木純二までお申し込みください。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。

演題概要:
 哺乳類の消化管には無数の腸内細菌が生着しており、宿主が腸内細菌に対して繁殖の場と栄養素を与える一方で、腸内細菌は消化の補助、有害な代謝物の解毒、病原菌生着の阻害を行うという共生関係が成立している。宿主の腸管免疫系は、単に細菌の侵入を妨害するだけでなく、腸内細菌叢の制御にも関与する。宿主の遺伝的素因や環境要因の複合的な作用によって、腸管免疫系による腸内細菌叢の制御機構が破綻すると、炎症性腸疾患や、栄養失調・易感染性・代謝性疾患をはじめとする全身症状を引き起こすと考えられている。このため、腸内細菌と腸管免疫系の相互作用は、現在、注目を集めている研究分野の一つである。
 これまでの研究によって、腸管のパイエル板が、腸管免疫の主要な場として機能することが明らかにされている。パイエル板にはMicrofold (M)細胞という上皮細胞が存在しており、細菌抗原を取り込み免疫細胞に提示することで、免疫グロブリン(IgA)の産生を誘導することが知られている。しかしながら、M細胞がパイエル板に誘導される機構は、これまでの研究では明らかにされていなかった。我々は、近年の研究により、上皮下ドーム領域内において、これまでに知られていない新規の間葉系細胞を同定した。さらに、この細胞が、サイトカインの一種であるRANKLを介して腸管上皮細胞と相互作用しており、ケモカインの産生やM細胞の分化を誘導することを明らかにした。M細胞誘導細胞として機能するこの細胞は、腸内細菌に対するIgAの産生を促進し、腸内細菌の多様性の維持を担う重要な細胞であり、炎症性腸疾患をはじめとする腸管免疫系の異常に伴う病態の理解とその治療法の解明につながることが期待される。


【セミナー開催報告】
11月17日のUCSFセミナーには18名(講演者を含める)が参加されました。
腸と腸内細菌の興味深い関係について多くの質問が飛び出して盛り上がりました。
あらためまして、貴重なお時間を割いてご講演くださった永島一樹さん、スポンサーのニプロ株式会社様に、御礼申し上げます。

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Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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