BAS主催UCSFセミナー 5月5日(金)午後6時30分〜

BAS主催UCSFセミナー 5月5日(金)午後6時30分〜

今回のUCSFセミナーでは、UCSF Department of Bioengineering and Therapeutic Sciencesに所属されている井上詞貴さんに「Decoding neural default mechanism by massively parallel reporter assay」という演題でお話いただきます。

 井上詞貴さんは、UCSFにて、動物の発生過程や疾患に関わる遺伝子発現の制御機構について研究されています。この度、井上さんは、遺伝子発現制御領域を網羅的に解析する新たな手法を確立し、先日その研究成果を発表されました(Genome Res. 27, 38-52, (2017))。今回のセミナーでは、上述の手法を用いてヒトES細胞の神経分化を解析した研究について、未発表の成果およびこれからのゲノム科学についてお話いただく予定です。奮ってご参加ください。


演題名:「Decoding neural default mechanism by massively parallel reporter assay」
(和文タイトル:超並列レポーターアッセイが紐解く神経分化のデフォルトメカニズム)
演者:井上詞貴 (Fumitaka Inoue, Ph.D.)
所属:Department of Bioengineering and Therapeutic Sciences, UCSF

日時:5月5日(金)午後6時開場、6時30分講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)
   600 16th St, San Francisco, CA 94158
参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料
*今回もスポンサードセミナーとなり、ニプロ株式会社様より食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は5月3日(水)までに鈴木 純二までお申し込みください。


会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。


演題概要:
ゲノム上に点在するエンハンサー領域は、遺伝子の発現を時期組織特異的に制御し、その多型は個人差や病気の罹りやすさ、変異は発生異常や遺伝性疾患に関わる。しかしながら、エンハンサーの機能を大規模ハイスループットに解析することが困難であったために、その分子メカニズムの理解は遅れている。近年我々のグループは、レンチウイルスを用いた超並列レポーターアッセイ法 (Lentivirus-based massively parallel reporter assay: lentiMPRA)を確立し、数千から数万のエンハンサーの活性を1度の実験で解析することを可能とした。本研究はさらに、ヒトES細胞からの神経分化のメカニズム(デフォルトモデル)を明らかとするため、神経誘導を制御するエンハンサーをRNA-seq, ChIP-seq, ATAC-seqにより同定し、その活性をlentiMPRAにより解析した。本セミナーではその成果とゲノム科学の現在、展望について議論したい。

-----------------------
BAS UCSFセミナー(2017年5月5日)開催報告

5月5日のUCSFセミナーでは、UCSF Department of Bioengineering and Therapeutic Sciencesに所属されている井上詞貴さんに、「超並列レポーターアッセイが紐解く神経分化のデフォルトメカニズム」(Decoding neural default mechanism by massively parallel reporter assay)という演題でお話いただきました。ゲノム上に点在するエンハンサー領域は遺伝子の発現を調整しており、病気のかかりやすさや発生の異常、遺伝性の疾患などと密接に関わります。しかしながら、エンハンサーの働きを網羅的に解析することは難しく、理解が進んでいませんでした。井上さんらのグループは、遺伝子発現制御領域を網羅的に解析する新たな手法を確立されました。さらに、確立した手法を応用して、ES細胞が神経細胞へ分化する際に活性化するエンハンサーについて解析を行い、分化を制御する上で重要なエンハンサー領域を明らかにされました。講演後は参加者から闊達な質疑応答が続き、ゲノム科学研究についての関心の高さが伺えました。

今回のセミナーの参加者は26名でした。また、スポンサーとしてニプロ株式会社様より食事の一部を提供いただきました。あらためまして、貴重なお時間を割いてご講演くださった井上詞貴さん、スポンサーのニプロ株式会社様に、御礼申し上げます。

DSC02020_201705240127293ab.jpg
DSC02028_20170524012730083.jpg

その他の写真

ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
賛助会員一覧
こちらの企業の皆さまに活動をご支援いただいています (アルファベット順)

・ CarnaBio USA
・ SanBio
・ TORAY
 
カテゴリ
 
リンク
 
最新記事
 
月別アーカイブ
 
検索フォーム
 
RSSリンクの表示
 
QRコード
QRコード