BAS主催UCDセミナー 4月7日(金)午後6時30分〜

【BAS主催UCDセミナー 4月7日(金)午後6時30分〜】

4月7日(金)に開催のUCDセミナーでは、UCD, Department of Physiology and Membrane Biology の古谷和春さんに御講演いただきます。

古谷さんは2017年冬、大阪大学 大学院医学系研究科 分子細胞薬理学教室よりUCD, Department of Physiology and Membrane Biologyへこられました。今回は古谷さんがこれまで日本で得られた研究の成果をお話しいただきます。

みなさま、奮ってご参加ください。

講演:「心臓に影響を及ぼす薬物の作用を我々はどのように理解し予測すれば良いか
−抗不整脈薬のhERGチャネル阻害作用とファシリテーション作用:分子機序と不整脈治療における意義−」
講演者:古谷 和春(Kazuharu Furutani, Ph.D.)
所属:Department of Physiology and Membrane Biology, UC Davis

日時:4月7日(金曜日)18:00開場、18:30講演開始
会場:UC Davis Plant Reproductive Biology Bldg, Conference room
建物の入り口には案内係を配置しますが、もし入ることができなければ村田(408-687-4225)まで電話をください。
 
参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は4月7日(金)正午(12:00)までに村田までお申し込み下さい。

詳しくはこちら! 

(Abstract)
電位依存性K+チャネルであるhERGチャネルを阻害する薬物は、心室筋細胞のIKr電流を抑制し活動電位持続時間を延長することから、抗不整脈作用と薬物性催不整脈リスクの両面から関心が持たれている。第Ⅲ群抗不整脈薬に分類されるamiodaroneやnifekalantはhERGチャネルを阻害することが知られているが、近年、それらの薬物はそのチャネルの膜電位による開口を起りやすくし、活性化閾値付近の膜電位では電流を増加させる作用(ファシリテーション作用)を併せ持つことが分かってきた。本セミナーでは、抗不整脈薬のhERGチャネル阻害作用とファシリテーション作用の分子機序を説明し、それらの不整脈治療における意義について議論したいと思う。
-----------------------------------------------------------

【セミナー開催報告】

4月7日、UC Davisにて、Department of Physiology and Membrane Biology, UCDの古谷和春さんをお招きして、“心臓に影響を及ぼす薬物の作用を我々はどのように理解し予測すれば良いか
−抗不整脈薬のhERGチャネル阻害作用とファシリテーション作用:分子機序と不整脈治療における意義−”という演題でセミナーが開かれました。

演者、大学院生(1人)を含む、総勢6人の参加でした。
これまでのご自身の研究を中心に、まず、不整脈とは何か?不整脈の起こるメカニズムを電気生理学、分子細胞生物学的観点より丁寧にご説明いただきました。中でも、電位依存性K+チャネルであるhERGチャネルは心筋細胞の興奮性を決める重要なイオンチャネルであり、hERGチャネルを阻害する薬物は、心室筋細胞のIKr電流を抑制し活動電位持続時間を延長することから、不整脈による突然死などを引き起こす可能性がある。この薬物性催不整脈リスクを避けるため、hERGチャネルを阻害しない薬剤を開発することが創薬の大きな壁となっている。ところが近年、薬物性催不整脈リスクの低い薬剤にもhERGチャネルの活性を阻害するものが多く見いだされ、今後、創薬プロセスにおけるhERG阻害試験のあり方が見直される可能性が報告されました。更に、ご本人の研究結果より、抗不整脈薬に分類される化合物の中にはhERGチャネルの活性は阻害するが、そのチャネルの膜電位による開口を起りやすくし、活性化閾値付近の膜電位では電流を増加させる作用(ファシリテーション作用)を併せ持つ薬物があることが明らかにされました。hERGチャネルの活性が阻害されるからと言って、不整脈を引き起こすわけではなく、むしろ不整脈の発生を抑制する作用があることが、見出され、創薬の観点よりこれまでの適性基準の見直しに大きく貢献なさっていることを、学びました。
少人数の中で行われたセミナーでしたが、セミナー中は多くの質問が飛び交って活発な議論がなされました。
今後の研究の発展を祈念しております。

Davis幹事一同
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
賛助会員一覧
こちらの企業の皆さまに活動をご支援いただいています (アルファベット順)

・ CarnaBio USA
・ SanBio
・ TORAY
 
カテゴリ
 
リンク
 
最新記事
 
月別アーカイブ
 
検索フォーム
 
RSSリンクの表示
 
QRコード
QRコード