BAS主催UCSFセミナー 2月17日(月/祝日)午後7時

2008年よりJohns Hopkins大学で研究室を主催されている井上尊生さんに、独自の合成生物学(Synthetic Biology)の手法を用いた「細胞走化性の機序解明」及び「一次絨毛及び絨毛関連疾患の理解」へのアプローチ、についてお話頂きます。井上さんには独立前(当時Stanford大学博士研究員)にも当セミナーで講演して頂き好評を博しましたが、今回は新天地での成果を携えての凱旋講演となります。

演題: 細胞機能の全合成に向けて
   Toward total synthesis of cellular functions

演者: 井上尊生 先生
   Takanari Inoue Ph.D

所属: Associate Professor, Department of Cell Biology
   Johns Hopkins University

日時: 平成26年2月17日(月/祝日) 午後7時から講演会、午後8時から懇親会

場所: UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Byers Auditorium (1階), 600 16th St, San Francisco, CA 94158

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)にあるインターフォンで警備員を呼び、扉を開けてもらい、建物内の警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。入館時にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などをご持参下さい。

参加費: $5(軽食を用意します)、学生無料

申し込み:2月14日まで鬼沢‎まで連絡願います。

講演要旨: 私達の研究室には、主に二つの研究課題があります。細胞走化性の分子機構と一次繊毛による機械刺激受容機構です。これらは一見関係ないようにみえますが、情報伝達系が速く複雑でダイナミック、そして細胞の一部でのみ起こるという共通点がありま す。こうした特徴ある細胞機能の解明に向けて、生きた細胞内で任意の情報伝達系を、特定の細胞内局所で瞬時に制御できる摂動ツールを開発してきました。この手法は特定の小分子が二つの異なるタンパク質を結合させることを利用しています。さらに私達はこれらの研究対象を操作するだけでなく、“作る”ことで理解しようとしています。
「細胞走化性」
細胞走化性とは、細胞が細胞外の化学物質の濃度勾配を検知して、濃度の高い方へ遊走する性質です。私達は特に細胞先端で選択的におきる、情報伝達系の正のフィ ードバックに興味を持っています。また上記の摂動ツールとミクロ流路を組み合わせ、生きた細胞内でRac GTPaseの濃度勾配を自在に操る系を確立し、走化性とは無関係の小分子であるラパマイシンへと細胞が走化性を示すよう「操作」することに成功しています。
「一次繊毛による機械刺激受容機構」
一次繊毛は細胞に生えた毛のようなものですが、非常に重要な役割をしています。例えば腎臓では尿の流れを検知し、臓器の極性保持に不可欠です。私達はこの小さな毛の中で一体に何がおきているのかを可視化し、さらに操作しようと試みています。
今回のセミナーではこれら二つの研究課題を紹介し、さらに米国での研究室運営について質問があれば何でもお答えしたいと思います。またUJA(海外日本人研究者ネットワーク)についても紹介したいと思います。

井上研究室: http://www.jhu.edu/inouelab
UJAウェッブサイト: http://uja-info.org/

以上
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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