UC Davisセミナー 5月31日 (金) 午後6時30分

今回のUC Davisセミナーでは、これまで一年間、カリフォルニア大学デービス校のViticulture & Enology分野で客員研究員として研究をされておられました太田萌さんに、「SAKE」こと日本酒についてのセミナーをして頂きたいと思います。UC Davisには非常に伝統ある学部として、UC Davisの設立の土台ともなった「ブドウ・ワイン醸造学 (Viticulture & Enology) 科」があり、太田さんはここで、米国での日本酒製造に関する調査および、アルコール類の醸造に欠かせない微生物をメタゲノム的観点から扱った研究を行ってこられました。
カリフォルニアと言えば、やっぱり「ワイン」…と思いきや、日本酒も頑張っています。「SAKE」として大人気(実際、パーティーに持って行くと大繁盛!!)の日本酒ですが、ここ米国では、どのように作られ、どのような課題があるのでしょう?その辺りも太田さんに詳しくお話しして頂きます。また、今回のセミナーではTasting…と言うとそっけないので、日本流に「利き酒」という事で、太田さんのご解説の上、いくつかの種類の「SAKE」をご紹介していただけるようですよ。是非ともふるってご参加ください!!


日時:5月31日(金曜日)午後6時開場、講演6時30分開始
場所:Plant Reproductive Biology Bldg、 セミナー室
建物の入り口には案内係を配置しますが、もし入ることができなければ赤木(530-848-0747)までお電話ください。

演者:太田 萌
Name:Moe Ohta

所属:カリフォルニア大学デービス校、客員研究員(Mills Lab)
Affiliation:Department of Viticulture and Enology, University of
California, Davis

タイトル:
「“SAKE”造りに関わる微生物たち」
Microbial ecology of Sake

参加費:$5(ピザ、ビール、ソフトドリンクを用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は前日までに赤木までご連絡ください。
それでは、当日お待ちしております!

【要旨】
 今、“Sake”がアメリカをはじめ世界で注目されています。輸出量が増加し、さらには海外で日本酒を造る蔵も増えてきているのです。
 さて、“Sake”、つまり日本酒は米と水から作られる一見シンプルなお酒ですが、実は酵母や麹菌、乳酸菌など微生物の複雑な働きによってできています。この過程を明らかにするために様々な研究が行われてきましたが、従来の培養による方法には時間がかかったり、実際の生育条件と異なる等の問題点がありました。しかし、近年の分子生物学的手法の発達により、環境中に存在する微生物を直接調べて、これら微生物の集団の全体像の把握や、大量解析を行うことが可能になりました。この技術を応用すれば、酒造りで発生する問題点の解明や、安全で品質の高い酒造りのための微生物管理にも役立つと期待されます。
 今回のセミナーでは、”sake”造りに関わる微生物たちをプロファイリングする試みについて、またアメリカの日本酒事情についてもご紹介します。


道案内:
Bay AreaからI-80Eで来られる方
I-80EからCA-113 North toward Woodlandに入り、Hutchison Drive Exitを出てからHutchison Drを右折してください。Hutchison Drを進んで一つ目の信号を越えると、信号の無い左折箇所 (Old Hutchison Dr) が出ますので、そこを左折してください。右手が駐車場となっています。 Plant Reproductive Biology Bldg は、駐車場の向かいに位置する交差点左折後二つ目の一階建て建物です。
Sacramento 方面よりI-80Wで来られる方
Davis市内を通過した後、上記の通り、CA-113 North toward Woodlandから来てください。

「イベント報告」
今回のUC Davisセミナーでは、ワイン・日本酒に関するメタゲノミクスの展望とUSAにおける日本酒の現状・課題などを、太田さんにご丁寧に語解説を頂きました。特に伝統的製法が主流となる日本酒での改良・正しい価値評価は難しく、USAにおける日本酒の概念は日本での日本酒の概念とは大きく異なる事も実感させられるものでした。次世代シークエンス技術を用いた酒類の発酵過程へのアプローチはUCDのワイン醸造学科(Viticulture & Enology)に主導されるものであり、それに関わられたご経験のお話も非常に興味深いものとなりました。セミナーの最後には、太田さんご自身に選んでいただいた日本酒シリーズの利き酒についてご解説を頂き、参加者一同、その評価基準やUSA/日本の日本酒に対する感覚の差異に驚きを隠せず、大いに議論に花を咲かせてセミナーを締めくくりました。セミナー当日は22名の方にご参加いただきました。
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
賛助会員一覧
こちらの企業の皆さまに活動をご支援いただいています (アルファベット順)

・ CarnaBio USA
・ SanBio
・ TORAY
 
カテゴリ
 
リンク
 
最新記事
 
月別アーカイブ
 
検索フォーム
 
RSSリンクの表示
 
QRコード
QRコード