UC Berkeley セミナー 11月7日(水曜日)午後7時

UCデービス医学部准教授(医療政策・経済学)の兪 炳匡(ゆう へいきょう)さんに、「米国と日本の医療制度改革の展望」という演題でセミナーをして頂きます。兪さんは、日本で医師としての臨床経験を経て、米国で医療経済学(PhD)の教育を受けた後、米国の代表的な大学・研究機関に17年間在籍し、今回のセミナーで取り上げるLancet誌の日本特集論文(2011年)や、「『改革』のための医療経済学」(メディカ出版;「日本経済新聞エコノミストが選ぶ経済・経営書ベスト20冊」に選出(2006年))を通じて、医療制度改革案を医療経済学・国際比較の視点から提言されています。セミナー前日に実施される米国総選挙の結果が、過去50年で最大の医療制度改革と言われる“オバマケア”を含め、米国GDPの16%以上を占める医療産業にどのような影響を与えるかについてお話して頂きます。また、米国の医療制度改革が、他の先進諸国(とりわけ日本)の医療制度改革に大きな影響を持つ理由についても言及して頂きます。
普段の生物学のセ ミナーとは少し異なったテーマのセミナーです。幅広い分野の皆様の参加をお待ちしております。

日時:11月7日(水曜日)午後6時30分開場、講演7時開始
場所: UC Berkely Li Ka Shing center 4th floor, Berkeley, CA 94709
建物の入り口には案内係を配置しますが、もし入ることができなければ山口(510-292-0144)まで電話をください。

講師:兪 炳匡 (ゆう へいきょう), MD, MS, PhD
YOO, Byung-Kwang, MD, MS, PhD

所属:米カリフォルニア大学デービス校
医学部公衆衛生学講座 准教授(専門は医療政策・経済学)
Associate Professor
Department of Public Health Sciences
UC Davis, School of Medicine

演題:米国と日本の医療制度改革の展望
The prospective of the health care reforms in the US and Japan

参加費:$5(ピザ、ビール、ソフトドリンクを用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は前日までに山口までご連絡ください。
それでは、当日お待ちしております!
兪 炳匡 (ゆう へいきょう), MD, MS, PhD 略歴:
大阪府生まれ。北海道大学医学部卒業後、国立大阪病院で臨床研修。1997年ハーバード大学より修士号(医療政策・管理学)、2002年ジョンズ・ホプキンス大学より博士号(PhD,医療経済学)取得後、2002-04年スタンフォード大学医療政策センター研究員(2004年以降非常勤研究員)、2004-06年米国厚生省・疾病管理予防センター(CDC)エコノミスト。2006年よりニューヨーク州ロチェスター大学医学部助教授として、医療経済学の研究と教育(大学院生を対象に医療経済学を講義・研究指導)に従事。2006年7月に「『改革』のための医療経済学」(メディカ出版;「日本経済新聞エコノミストが選ぶ経済・経営書ベスト20冊(2006年)」に選出)を出版。2011年9月より現職。研究領域は、カリフォルニア(加)州の民間医療保険の規制(規制法案に関連する科学的資料を作成し、加州議会に提出する委員会のメンバーを2012年より務める)、医療従事者(特に看護・介護分野)の需要・供給分析、高齢者介護制度の国際比較研究、大規模感染症時の公共政策(予防接種を含む)の経済評価、プライマリーケアの需要・供給分析、日本の医療保険制度改革、遺伝子スクリーニングを含めた予防医療の経済評価など広範囲にわたる。

講演要旨:
先進諸国の中で、米国の医療費は例外的に高く(GDPの16%)、日本の医療費は例外的に低い(GDPの8%)ことは日本でも知られるようになりました。制度上だけでなく文化的な背景が大きく異なるにも拘らず、日本の医療制度改革案の多くは、米国の医療制度改革の「『周回遅れ』のネタの焼き直し」である理由について話します。ネタもとの米国は、1965年のメディケア&メディケイド(人口の約3分の1が加入する公的保険)導入以来、最も大きな医療制度改革である“オバマケア”を当初の予定通り2014年から施行できるかどうか、大きな分水嶺に立っています。本セミナー前日に実施される米国総選挙の結果次第で、オバマケアが対象とする保険加入者(患者)・医療産業が受ける影響だけでなく、米国のマクロ経済を左右する雇用(失業率)問題、政府の財政赤字への影響についても論じます。
また、昨年(2011年)は、日本で国民皆保険達成から50周年にあたり、日本の医療の経験と今後の改革案を国際社会に発信するため、医学のみならず医療政策の分野でも高い影響力を持つLancet誌上で、日本特集が組まれました。このLancet特集論文の1つで発表した公的皆保険制度の財政状況を改善する改革案を、本セミナーで紹介します。更に、Lancet特集の一連の論文が提言する個々の改革案を実現する上で何が障壁になるのかを、拙著「『改革』のための医療経済学」(2006年出版)で議論した点を踏まえつつ説明します。




★イベント報告★
今回のセミナーではUCデービス医学部准教授の兪さんに、米国と日本の医療制度に関してのセミナーをして頂きました。
大統領選の翌日ということもあり非常にタイムリーな話題で、バークレーのみからでなく、サンフランシスコ、スタンフォードからも参加して頂きました。
アメリカの医療制度およびその産業としての重要性、そして今後オバマケアによってどのように医療制度が変わっていくかなど幅広く議論されました。
さらにはアメリカと対比しての日本の医療制度、特にどのような点が問題であるか等を説明して頂きました。
今回は特に生物系以外の参加者が多く、様々な分野の研究者、学生の方が総勢24名参加して頂きました。
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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