UCSFセミナー「小胞型トランスポーターの機能と構造」 9月14日(金)

今回のUCSFセミナーでは、幹事としてもBASの活動に携わってこられた樹下成信さんに、ご帰国前の準備に慌ただしい中、これまでのご研究についてお話しいただきます。
 樹下さんは2010年に神経細胞間の情報伝達について研究を進めているUCSFのEdwards labに来られました。日本でもNeuroscience研究をされてはいたものの、いざ留学生活をスタートしてみると、当初予定していたプロジェクトとは異なる、それまで経験の無かった膜トランスポーターの結晶構造解析というプロジェクトが与えられたそうです。専門外にいても「膜タンパクの結晶化は難しい」と耳にしますが… 留学の壁に加えて、新しい研究領域への壁をどう乗り越えてこられたのか、色々と興味は尽きません。まだ発表前の成果も多いため何所までお話しいただけるか分かりませんが、世の中のNeuro transporterの機能や構造の解析の動向などについて、ご自身の研究内容も交えて興味深いお話しを伺えると思います。

日時:9月14日(金曜日)18:30開場、19:00講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい.

演者:樹下 成信 (Narinobu JUGE, Ph.D.)
所属: Edwards lab, Department of Physiology, UCSF
演題: 「小胞型トランスポーターの機能と構造~生化学的、結晶学的アプローチからの考察~」
Functional and Structural analysis of Vesicular Neurotransmitter Transporters

参加費:無料(飲み物と軽食がこのセミナーをサポートしてくれる企業から提供されます)

準備の都合上、参加を希望される方は9月12日(水曜日)までに「お名前」と「ご所属」を担当幹事の神村までご連絡下さい。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
講演要旨:
 シナプス小胞内に蓄積された神経伝達物質は開口放出されて受容体に結合することでシグナルを伝達します。小胞型神経伝達物質トランスポーターはシナプス小胞上にあり、小胞内への神経伝達物質の濃縮を司る神経化学伝達の必須因子です。小胞型神経伝達物質トランスポーターとして、現在までに6種類のタンパク質が同定されています。しかし、発現部位が特異的である、基質を輸送するのに駆動力を必要とする二次性能動輸送体であるなどから、重要なタンパク質であるにもかかわらず、その機能はほとんどわかっていません。
 今回は、これら小胞型神経伝達物質トランスポーターの研究について、私のこれまでの研究結果を交えて話したいと思います。


★イベント報告★
今回は、初のスポンサー付きUCSFセミナーということで、Biolegend社 とDojindo社の紹介から始まりました。Dojinjo社の永田さんからは、特に細胞死や酸化ストレスを簡便に検出する方法について簡単にお話して頂きました。
 今回のセミナーのスピーカーの樹下さんは、岡山大学大学院時代のグルタミントランスポーターの同定に関する話とUCSFで行ったグルタミン酸トランスポーターの結晶化について、分かりやすくお話しいただきました。ニューロサイエンス、それも特定の受容体の結晶化という非常に専門的な内容にも関わらず、参加者からは様々な質問が飛び出し、講演後も活発な議論が続きました。
 大学のみならず企業の方の参加も多く総勢45名の会となりました。
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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