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BAS主催 UCSFセミナー 6月8日(金)18時30分 開催のご案内


【BAS主催UCSFセミナー 6月8日(金)午後6時30分〜】

6月8日(金)に開催のUCSFセミナーでは、UCSF Koret Vision Research Centerの當麻憲一さんに「大脳皮質のニューロンサブタイプ産生比を制御する機構」という演題でご講演いただきます。
當麻さんは、理研CDB大脳皮質発生研究チーム(花嶋かりなチームリーダー)にて2014年に博士号を取得され、大脳皮質形成過程において神経幹細胞が自分の運命を決める仕組みについて研究を進めてこられました。2017年11月よりUCSF Koret Vision Research Centerに留学され、現在、網膜神経節細胞の発生と再生についての研究に着手されています。本セミナーでは、當麻さんの日本での研究成果より、発生過程において大脳皮質の層構造が形成されていくメカニズムについて解説していただく予定です。奮ってご参加ください。
今回のセミナーは、インターネットで繋いで、UC Davisのサテライト会場でも視聴できるようにする予定です。

演題名:「Temporal control of cell production ratio during organogenesis 」
(和文タイトル:大脳皮質のニューロンサブタイプ産生比を制御する機構)
演者:當麻憲一(Kenichi Toma, Ph.D.)
所属:Koret Vision Research Center, UCSF
日時:6月8日(金)午後6時開場 午後6時30分講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)
600 16th St, San Francisco, CA 94158
参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は6月6 日(水)までに野口浩史までお申し込みください。UC Davis会場への参加を希望される方は、その旨を申し込みメールに記載して下さい。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。


演題概要:
ヒトを含む哺乳類特有の脳組織である大脳新皮質は、視覚・聴覚・体性感覚などの高次の情報処理を担い、その細胞構築は特定のサブタイプのニューロンが集まった特徴的な6層構造を示す。この大脳皮質をつくる神経幹細胞は、発生の進行に従って自身の分化能を変化させ、プレプレートニューロン→第6/5層の深層ニューロン→第4−2層の上層ニューロンといった、多様な細胞種をこの順番で産生する(Toma and Hanashima, Front Neurosci , 2015)。この過程において、各サブタイプの分化を担う因子については解明が進みつつあるが、神経幹細胞がどのように発生時間を感知し、それを細胞運命に反映しているのかについては不明である。最近我々は、神経幹細胞が深層から上層ニューロン産生への移行を時間的に制御する機構として、細胞自律的な遺伝子プログラムのみならず、ニューロン−神経幹細胞間のシグナル伝達が必須であることを見出した (Toma et al. J Neurosci , 2014)。このような場依存的なサブタイプの決定機構は、種間における発生時間の違いに対しても適切なニューロンの産生比を保てることから、生物種を超えた神経幹細胞の発生時間制御メカニズムになり得ると考えられる。


【セミナー報告】
今回のセミナーには13名(講演者と学生1名を含む)が参加されました。
大脳皮質の各層を構成するニューロンがいかにして発生過程に順序立てて産生されていくのかについて発表していただきました。分野外の方もたくさんおられましたが、セミナーの中では活発に議論が行われ、非常に有意義なセミナーであったと思いました。あらためまして、貴重なお時間を割いて御講演下さった當麻さんに御礼申しあげます。

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Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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