BAS主催UCSFセミナー 1/13(金)午後7時~

BAS主催UCSFセミナー 1月13日(金)午後7時~


今回のUCSFセミナーではUCSFの磯部紀子さんに「多発性硬化症のジェネティクス」という演題でお話いただきます。

磯部紀子さんはUCSF大学のポスドクとして、神経変性疾患のひとつである多発性硬化症の発症に関連する遺伝的リスクについて研究をしてこられました。4月からは、ご出身の九州大学に帰られて脳神経治療学講座の准教授に着任される予定です。今回のセミナーでは、留学中に First author として複数の論文を発表しながら、2回の出産・育児を経験されてきた経験談もお話しいただく予定です。皆様奮ってご参加ください。



演題名:「多発性硬化症のジェネティクス」

演者:磯部紀子 (Noriko Isobe), MD, PhD

所属:UCSF, Department of Neurology

日時:1月13日(金)午後6時30分開場、7時講演開始

場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)

    600 16th St, San Francisco, CA 94158

参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料



*今回はスポンサードセミナーとなり、ニプロ株式会社様より食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は1月9日(月)までに住田までお申し込みください。当日参加ももちろん受け付けておりますが、食事は事前参加分しかご用意しておりませんのでできるだけ参加登録をお願いいたします。


会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。

建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。



演題概要:多発性硬化症(Multiple Sclerosis; MS)は、中枢神経系における自己免疫性疾患で、発症に、遺伝的要因と環境要因の両方が関与していることが知られている。欧米白人女性に多くみられるが、近年、日本においても発症率が増加している。遺伝的要因としては、古くから特定のヒト白血球抗原(HLA)アリルが知られていたが、国際共同研究による一塩基多型(SNP)を用いた大規模ゲノムワイド関連解析により、これまでに200か所以上の非HLA領域も病気のリスクに関連していることが明らかになっている。しかし、多くの大規模解析は欧米白人のデータを用いており、欧米白人の遺伝的リスクが他の人種においてもリスクとなりうるのか不明であった。また、果たして、発症に関わる遺伝的リスクが、重症度などの病気の内容(表現型)にも影響を与えるのか、についてもあまり分かっていなかった。そこで、我々はアフリカ系アメリカ人のデータを用い、発症リスクに関わる遺伝的領域は、両人種の間で概して共通していることを確認した(Neurology, 2013; Brain, 2015)。また、遺伝的発症リスクの高い人ほど発症が早く、大脳の皮質下灰白質が高度に萎縮することを報告した(Genes Immun, 2013; JAMA Neurol, 2016)。本セミナーでは、これらの研究の紹介の他、多発性硬化症の臨床、ゲノム解析のアップデート、ゲノム解析の意義等も含めてお話ししたい。

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ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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