BAS主催UCSFセミナー 4月29日(金)午後7時〜

BAS主催UCSFセミナー 4月29日(金)午後7時〜

今回のUCSFセミナーではStanford大学の井上昌俊さんに「神経活動を可視化する超高感度かつ超高速の赤色Ca2+センサーの開発」という演題でお話いただきます。

井上昌俊さんは東京大学医学系研究科で脳神経活動の可視化ツールの開発とその応用について学位を取得されました。現在、Stanford大学に留学中で引き続き神経科学研究に従事されています。近年、神経科学研究では光を利用した技術が脚光を浴びています。これらの技術革新により、生きた動物の脳において神経活動や遺伝子発現の可視化・操作が可能となりました。世界中の研究者が新しいツール開発にしのぎを削る中、井上さんは、同時に「複数種」の神経細胞の活動を計測することを可能にする赤色Ca2+センサーを開発し、この研究はNature Method誌に掲載されました(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25419959)。今回のセミナーでは、ご自身の研究をセンサー開発の歴史とともにお話いただく予定です。是非ご参加ください。

演題名:「神経活動を可視化する超高感度かつ超高速の赤色Ca2+センサーの開発」
演者:井上昌俊 (Masatoshi Inoue)
所属:Stanford University
日時:4月29日(金)午後6時30分開場、7時講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Genentech Hall, Room N114 (1階)
    600 16th St, San Francisco, CA 94158
参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料
*今回もスポンサードセミナーとなり、ニプロ株式会社様より食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は4月25日(月)までに平野 有沙 Arisa.Hirano@ucsf.eduまでお申し込みください。

会場の案内:建物の入り口(扇形の階段の左下)に警備デスクに繋がるインターフォンがあります。入り口を開けてもらい、建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。
建物に入る際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。

演題概要:
カルシウム(Ca2+)は神経機能や筋収縮をはじめとして、さまざまな細胞機能を制御する重要な分子であることから、これまで生きた細胞においてCa2+動態を可視化するさまざまなセンサーが作成されてきた。脳機能の発現には複数の異なる神経細胞種による協調的な発火が必要である。しかし旧来の電気生理学的手法では、生きた動物の脳において2つの神経細胞種の関係を細胞レベルで検討することは困難な課題であった。近年、神経発火に伴いCa2+が上昇することから、蛍光Ca2+センサーを用いた神経活動イメージング法が急速に普及している。しかし、これまでの実用的な蛍光Ca2+センサーは計測波長域が緑色域に限定されており、生体において神経活動を高感度かつ高速に計測できる赤色Ca2+センサーの開発が望まれていた。そこで、私たちは,高頻度の神経発火の計測に可能な超高感度かつ超高速の赤色Ca2+センサー“R-CaMP2”を開発した。その応用として、R-CaMP2と従来の緑色Ca2+センサーを組み合わせることにより、マウスの大脳皮質において興奮性と抑制性の2つの異なる種のニューロンの神経活動を同時に計測することに成功した。
本講演では、これまでのCa2+センサーの歴史を振り返ることで、我々のCa2+センサーの意義について議論する。本講演が今後、Ca2+センサーを使用する際の一助となれば幸いである。

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