行政刷新会議の事業仕分について

過日行われた行政刷新会議の事業仕分けについて既に話をお聞きの方も多いと思います。
行政刷新会議の事業仕分けで 事業番号3-20先端研究については「一元化も含めシンプ化」と「予算は整理して縮減」
事業番号3-21若手育成研究と事業番号3-22外国人研究者招へいについては「予算の縮減」となっています。また 事業番号3-39 振興調整費女性研究者支援モデル育成事業も1/3縮減、理研関係で事業番号3-18 バイオリソース事業,植物科学研究事業の1/3の縮減、事業番号3-17 スパコンの凍結>などもあります。詳しくは行政刷新会議ホームページ
http://www.cao.go.jp/sasshin/index.html
をご参照下さい

意見がある方は文科省のパブリックコメントへの投稿や担当副大臣・政務官へのメールでの対処をお願い致します。

文科省の パブリックコメント受け付け
受付期間 12/15まで
【行政刷新会議事業仕分け対象事業についての意見募集】
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
担当副大臣・政務官(中川正春・後藤斎)へのメール(宛先:nak-got@mext.go.jp)での意見表明も出来ます
様式自由、必ず「メールの件名(タイトル)」に事業番号、事業名を記入)

また、BAS会員のお知り合いの方が次のような内容を共同声明として発表すべく準備を進めております。もし共同声明に賛同していただけるようでしたら、BayAreaSeminar@gmail.comまでご連絡ください。

尚、共同声明は,文科省のパブリックコメントに送付するほか,http://sites.google.com/site/wakatekyoudouseimei/にアップロードされます。また。連絡先を公開している国会議員や新聞等へも送付・提出される可能性があります.

**** 若手の会による共同声明―知の継承と未来への投資 ***

私たち若手研究者から構成される学術団体(以下,若手の会)は,各学問領域の一層の発展のため,若手研究者間での研究成果の共有などの活動を行っている団体です.このたびの行政刷新会議の若手研究者支援に関する審議結果を受け,私たちは以下の通り声明を発表いたします.なお,通常それぞれの若手の会は独立に,かつ,あくまでも学術的な目的のために活動しており,多くの若手の会がこのような問題に危機感を持ち協力して声明を出すのは,私たちが知る限り初めてのことであることを付言いたします.

まず,限られた予算に対して事業の効率化を行うことは当然のことであり,私たちも関係各位の尽力に深く敬意を表するものです.私たち若手研究者自身も,限られた研究費を無駄に用いることなくなるべく多くの質の高い研究成果をあげ,かつ,そこから生まれる文化的・産業的価値が広く国民に還元されるべく,努めていかなければなりません.

一方で研究者にとって若い時期は,柔軟な発想をもとに十分に研究に集中することができる極めて重要な時期と言われています.例えばノーベル賞の対象となった研究の多くは,科学研究費補助金等の種目において「若手」とされる20代後半から40歳頃の成果を評価されたものです(※).したがって,我が国から革新的な研究成果を生み出すためには,若手研究者が失敗を恐れずに困難な研究課題に挑戦することができるよう戦略的な支援を行うことが必要であると考えられます.なかでも,特別研究員制度や科学研究費補助金(若手研究)に類する,若手研究者が独自の自由な発想に基づいて研究を遂行することを特別に支援する制度などは強くその充実が望まれるものです.

すでに多くの指摘があるように,特に基礎的な研究の場合,その成果はすぐに目に見える形では得られにくいものです.しかしながら,それらの研究を支援し,若手研究者を育成することは,先人が積み上げてきた「知」を継承するのみならず,我が国の将来の科学技術力の基礎を築くことに繋がるものです.我が国や人類が将来直面するであろう様々な困難を乗り越えて持続的な発展を遂げるためには,基礎研究を含めた科学技術とそれを伝えていく研究者を継続的に支援・育成することが強く望まれます.

行政刷新会議の第3ワーキンググループでは,若手研究者支援の制度に関連し多くの疑問点が提起されました.上で述べた若手研究者支援の重要性を考えたとき,単純な予算の削減がそれらの疑問点に対する優れた解決方法であるかどうか,私たちは強く疑問を抱いています.また今回の結論が私たちの世代だけでなく,未来の研究者となるさらに次の世代の失望に繋がってしまうことを危惧しております.博士号取得者の活用法から我が国の将来の科学技術のあり方までより時間をかけて議論を行った上で,若手研究者支援の枠組み全体に関しての予算措置および再設計がなされることを要望いたします.
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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