UC Berkeleyセミナー 4月25日(金)7時半

今回のスピーカーの遠藤さんはUCSFでポスドクを行った後ラボの移動に伴い、現在はGenenticで研究をされています。Genenticでの研究発表については色々としがらみがあるので、今回のセミナーでは日本での研究について講演して頂きますが、アカデミアと企業研究の違いについて懇親会でお話を伺う事も楽しいひとときとなることと思います。

準備の都合上、参加希望の方は、亀井綾子(ayako@berkeley.edu)までお願いします。

日時: 4月25日(金曜日) 7時開場 7時半講演開始
場所: UC Berkeley Koshland Hall, room #338
名前: 遠藤ー山神ー摂
所属: Genentec/UCSF

発表題目: 酵母チトクロームP450の転写制御機構
~へテロダイマーを形成する2つのbHLH型転写因子の同定と解析~

講演要旨:
チトクロームP450は疎水性物質代謝の中心となる酵素であり、外来性疎水性物質の代謝に関わるP450の多くはその基質によって転写レベルで発現誘導されることが知られている。このような誘導は環境の変化への生物の適応という点でP450の重要な性質と言える。その制御系の解析は、主に哺乳動物の肝 P450について進められ、核内受容体またはダイオキシン受容体が哺乳動物の外来性疎水性物質に応答したP450の誘導を担う転写因子として知られている。しかしながら、P450は細菌から植物、動物に至るまで広く存在するものの、核内受容体は後生動物以外には見出されておらず、一般に疎水性の高い物質が細胞内でどのような挙動をし、転写の活性化を引き起こすのかについては知見が乏しい。
 P450の基質となる物質は疎水性の高いものが多いが、中でもアルカン(鎖状飽和炭化水素)は最も疎水性の高い物質と言える。アルカンを炭素源として生育する酵母では、アルカンの酸化をP450が触媒し、その発現はアルカンによって誘導される。そこで、アルカン資化性酵母Yarrowia lipolyticaをモデルとして用い、アルカンに応答したP450の転写誘導機構を明らかにすることを目的として研究を行った。今回発表させて頂く内容は、主に私が日本で大学院在学中に行ったものであるが、遺伝学的手法、生化学的手法、バイオインフォマティックスなど、あの手この手を用いて、アルカン依存的な転写誘導を担う2つのbHLH型 転写因子(Yas1p-Yas2p)の同定に至った過程も含めて、 Yas1p-Yas2p の機能解析、他の生物との比較、考察などについてお話したいと思う。

参加費: $5(軽食・飲み物込み)
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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