川勝博士メモリアルセミナー&新年会 2月9日(土)11時

ベイエリアセミナー会員の皆様

新年おめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いします。

来たる2月9日(土曜日)に川勝博士メモリアルセミナーならびに新年会を企画しております。若林雄一博士(Cancer Research Institute、UCSF)に特別講演をしていただきます。是非ご参加ください。

準備の都合上、参加希望の方は、内田良一 UCSF/VAMC (uchiday@derm.ucsf.edu)まで連絡をお願い致します。

日時:2月9日(土曜日)
11:00 - 12:00 メモリアルセミナー
12:30 - 14:00 新年会
場所 UCSF Mission Bay Campus, Rock Hall 1階 Room 102 (Seminar Room)
演者:若林雄一博士, Cancer Research Institute、UCSF
演題:Genetic modifiers of ras transformation in skin cancer

参加費:$10 (セミナー・新年会費込み) 当日ご持参ください。

要旨:
我々のラボでは以前、ヒト変異型HRASを5型ケラチンプロモーターの下流に強制発現させたトランスジェニックマウス(K5Hrasマウス)を作製した。このマウスはskin squamous cell carcinoma(SCC)を自然発症する。このマウスをC57BL/6, FVB/N, NIHの各近交系マウスに10世代以上戻し交配を行い、遺伝的背景効果を調べた。その結果、FVB/Nマウスでは約30パーセントのマウスが生後3週間以内にSCCを自然発症したが、C57BL/6では生後3週以内に腫瘍を発症する個体は全くなかった。NIHマウスはほぼこれらの中間の結果を示した。この遺伝的背景効果に基づき、C57BL/6とFVB/Nを用いて戻し交配個体を作製し、早期自然発症SCCのgenetic modifiersのscreeningを行った。その結果、マウス第13番染色体上のptch遺伝子付近のマーカーがLODスコア約30の強い連鎖を示した。ptchはskin basal cell carcinoma (BCC)においてはがん抑制遺伝子としての働きが知られているため、我々はPtchに焦点をあて、B6アレルのノックアウトマウス、およびFVBアレルのトランスジェニックマウスを用いて交配実験を行った。いずれの場合も5Hras存在下で約30パーセントのマウスが生後3週間以内にSCCを発症した。現在、C57BL/6、NIHマウスを用いて新たなgenetic modifiersの同定、およびFVBアレルptchのノックインマウスの作製に取り組んでいる。

参考文献
Brown K, etc. The malignant capacity of skin tumours induced by expression of a mutant H-ras transgene depends on the cell type targeted. Curr Biol 8, 516-24 (1998).
Wakabayashi Y, etc. Promotion of Hras-induced squamous carcinomas by a polymorphic variant of the Patched gene in FVB mice. Nature 445, 761-5 (2007).
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Japanese San Francisco Bay Area Seminar は生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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