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BAS主催 オンライン新春セミナー、4月10日(土曜)10:00~

ベイエリアでShelter-in-placeが始まってから一年が経ち、ようやくCOVID-19の影響も落ち着いてきました。
まだマスクやソーシャルディスタンスは欠かせませんが、皆様が安全に生活できる日が早く来ることを願っております。

さて、恒例のBAS新春セミナーを4月10日(土)にオンラインで開催いたします。
Zoomを用いてオンラインで開催するのにあわせ、全米並びに日本からも参加していただけるよう広く参加者を募っています。

今回の新春セミナーでは、スタンフォード大学医学部教授の西野精治 先生に、『スタンフォード式 最高の睡眠』『スタンフォード式 お金と人材が集まる仕事術』という演題で御講演いただきます。
西野先生は、睡眠生体リズム研究所のDirecctorとして研究を推し進められると同時に、様々な著書で睡眠にまつわる実践的な知識を広められてきました。
研究室のホームページ
講演では睡眠に関する知見に加え、仕事術についてもお話し頂けるそうです。詳しくは下の講演要旨とご略歴を参照ください。

セミナー後にはオンライン懇親会も企画しており、普段会えない人達との情報交換や交流を図っていただけます。パンデミックのさなかに渡米した方には、知り合いを増やす絶好の機会になると思います。ぜひネットワーキングにご活用ください。
皆様のご参加をお待ちしております!!
(なお、セミナー参加用リンクをお送りする都合上、事前登録をお願いいたします)

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開催日時:
   西海岸時間:4月10日(土曜日)10:00am開始、11:00am 頃より懇親会開催(-12:00pm 頃まで)
    日本時間:4月11日(日曜日) 2:00am開始、 3:00am 頃より懇親会開催(- 4:00am 頃まで)

講演者:西野 精治
    スタンフォード大学医学部 精神科 睡眠生体リズム研究所
     Dr. Seiji Nishino, MD, PhD
     Professor, Psychiatry and Behavioral Sciences,
     Stanford University School of Medicine

演題:スタンフォード式 最高の睡眠
   スタンフォード式 お金と人材が集まる仕事術

場所:Zoom
   (リンクは参加登録者へ前日までにお送りします。当日の朝になってもZoomリンクが送られてこない場合は、BayAreaSeminar[at]gmail.com にメール下さい)

参加費:無料
    *当会の活動をご支援いただくドネーションを募っています。ドネーションいただく場合は、登録内容を記入する際に「BASへのドネーション」をチェックして下さい。後ほど担当者からご連絡させて頂きます。

セミナー参加申込方法:
準備の都合上、4月8日(木)までに下記のリンクより参加登録を行ってください。
https://www.eventbrite.com/e/142755751295

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参加のお申し込みを頂くにあたり、以下の4つの事項にご同意下さい。

(1) 講演内容の撮影や録音を行わない
(2) 講演内容を無断で他メディアに掲載しない
(3) セミナー参加用のZoomリンクを参加登録者以外と共有しない
(4) セミナー参加に際してはビデオをONにする。ビデオを利用できない場合は、アイコンに顔写真を利用するなどご本人が分かる形で参加ください

講演者が安心して最新データやconfidentialなデータを発表できる環境づくりの為に、ご理解とご協力をお願いいたします 。
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# 講演要旨 #
What is “sleep debt” and how do me manage it?
Sleep is essential for life, and we spend 1/3 of our lives sleeping.
If asked about the roles of sleep most people can list a few such as restoration of sleepiness and fatigue. Sleep is well known to be important for hormone and autonomic nerve adjustment, since growth hormone, a fundamental hormone for body metabolism, is released at the first NREM sleep. It is also well-known that sleep is important for memory fixations. More recently, sleep has been recognized strengthens the immune functions and facilitate clearance of waste products in the brain. Memory erasure, another important function of memory consolidation, also occurs during sleep.
Although the public awareness of importance of sleep has increased recently, people living in the modern era stay up late and are sleeping less and less; chronic sleep loss, or “Sleep Debt” cumulated. “Sleep Debt” not only impairs daily performance but also increases the risk for various diseases including metabolic syndrome, hypertension, stoke, ischemic heart disease, psychiatric diseases, cancer, and cognitive disorders.
I will discuss the Stanford Method for Ultimate Sound Sleep, which will hopefully provide you with better sleep and an edge in your performance throughout the day. This technique is based on evidences from Stanford and other research facilities in the world.
当日、興味がある方には、スタンフォード式 お金と人材が集まるで苦労した仕事術についてもお話しようとおもっています。

# 講演者略歴 #
Dr. Seiji Nishino is a professor in the Department of Psychiatry at Stanford University, and the head of the Stanford Sleep and Circadian Neurobiology Lab (SCN lab). He was born in Osaka, Japan, in 1955. In 1987, he joined to the Stanford Center for Sleep Sciences and Medicine at Stanford University. His research focus at the SCN Laboratory is sleep and circadian physiology using various animal models. A portion of the research is carried out using rodent models of narcolepsy and circadian rhythm sleep disorders. The laboratory also carries out pharmacological studies aiming to develop new treatments for these sleep disorders. He has published a book “The Stanford Method for Ultimate Sound Sleep” in Japan in March 2017, and 300,000 copies has been sold. In the book, he introduced the concept of “Sleep Debt” to Japanese readers, and “ Sleep Debt” was selected as one of top 10 most popular words in 2017 in Japan.


【セミナー開催報告】

COVID-19の影響のため、引き続きオンラインセミナーとして、BAS新春セミナーを開催いたしました。
日本からのご参加もあり、総勢45名(講演者を含む)の方達が集まる盛況なセミナーとなりました。
西野精治先生には、必要な睡眠がとれない事による数々の病気リスクや実生活でどのように工夫できるかなど、睡眠にまつわる研究成果を交えて幅広く興味深いお話を頂きました。免疫との関わりも示唆され、身近な内容ということもあって活発に質疑応答が交わされました。
講演後のSpatialChatを使っての懇親会では、西野先生を囲んでのフランクな会話が進み、研究に留まらず様々な話題で交流を深めて頂くことが出来ました。

この場をお借りして、御講演下さった西野先生、そして参加者の皆様にお礼申し上げます。

セミナーの様子:
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BAS主催UCSFセミナー(オンライン) 9月11日(金)7pm PDT 〜


【 BAS主催UCSFセミナー(オンライン) 9月11日(金)7pm PDT 〜 】

9月11日(金)開催の第二回オンラインセミナーの参加登録を開始いたします。今回のオンラインセミナーでは、今年3月にUCSF LimラボにJoinされました山田俊理さんにご講演いただきます。

山田さんは、東京大学大学院理学研究科にて学位を取得後、日本学術振興会特別研究員(PD)として研究に従事され、RNA結合タンパク質の機能解析やその応用として抗がん剤耐性獲得機構について研究されてきました。今回は日本でのご研究内容をメインに、Limラボでの研究の展望もご紹介いただく予定です。

今回はBASはじめての試みとして、オンライン懇親会も企画しています。ソーシャルディスタンスを守りながら過ごしているため知り合いがなかなか増えない、という方にもネットワーキングに最適です。どうぞ奮ってご参加ください!

【 セミナー詳細 】
演題 :RNA動態を解析する新技術の開発とその応用
講演者:山田俊理 (Toshimichi Yamada, Ph.D.)
    Postdoctoral Scholar, UCSF Lim lab
日時 :9月11日(金曜日)7 pm PDT (開始) ~ 9 pm PDT (終了)

参加費: 無料
セミナー場所: オンライン(Zoom)
Zoomリンクにつきましては、前日までにメールにてご連絡いたします。
懇親会場所: オンライン(Spatial Chat)
懇親会アドレスにつきましては、当日ご案内します。

Spatial Chatは新興サービスでありブラウザや端末との相性があるため、各自で事前に接続確認を行っていただきますようお願いいたします。下記にテストページを作成しておりますのでどうぞご利用ください。
https://spatial.chat/s/JSFBAS-test-2020 
※ テストページはアクセスが集中した場合、入室できなくなります。その場合は少しお待ちいただいたのちに再度お試しください。

参加登録:
準備の都合上、参加を希望される方は 9月9日(水)までに、次のURLから参加申し込みフォームにご記入下さい。
(締め切りました。お申し込みありがとうございました)

※ 講演者が安心して発表できる環境づくりのため、参加のお申し込みを頂くにあたり次の4つの事項にご同意いただきたいと思います。
(1) 講演内容の撮影や録音を行わない。
(2) 講演内容を無断で他メディアに掲載しない。
(3) セミナー参加用Zoomリンクを参加登録者以外と共有しない。
(4) セミナー参加に際してはビデオをONにする。ビデオを利用できない場合は、アイコンに顔写真を利用するなどご本人が分かる形で参加ください。
ご理解とご協力をお願いいたします。

講演要旨:
演題「RNA動態を解析する新技術の開発とその応用」
UCSF,Dr. Wendell Lim Lab
山田俊理

真核生物ではDNAから転写されたRNAは、その機能に応じて精密な制御(転写後調節)を受けています。例えば、細胞骨格を構成するアクチンのmRNAは細胞の伸長方向に局在することが知られているように、mRNAは細胞内で必要な場所に適時運搬されます。また、mRNAの安定性に目を向けると、転写因子などの制御系因子のmRNAは半減期が1時間未満と短い一方で、house-keeping遺伝子や翻訳に関わるmRNAは半減期が24時間以上と非常に安定しているように、mRNAは機能に応じた安定性を有しています。以上概観したようにRNAの転写後調節は遺伝子発現制御において重要な役割を果たしますが、解析する上で技術的な困難があり、転写に比べて理解が進んでいませんでした。
 本セミナーでは、RNA転写後制御を理解する上で必要な解析技術を2種類概説します。前半では局在・動態解析に必須なイメージング技術を紹介します。我々は内在性のRNAを一分子レベルで可視化する技術を開発し、その技術をテロメアから産生される長鎖non-coding RNAに応用し、新しい機能モデルを提案しました。後半では、次世代シークエンスを用いて、mRNAの安定性を制御するRNA結合タンパク質の機能を解析する手法を解説します。この手法を用いてRNA結合タンパク質がDNA修復に関与する結果を紹介します。さらに、DNA傷害を生じる抗がん剤添加時に、がん細胞はRNA結合タンパク質を通じたmRNAの安定性制御を通じて抗がん剤に対する耐性を獲得することを明らかにしました。このように、mRNA安定性制御はがん細胞の生存にも関わっており、我々の成果はmRNAの安定性も創薬の標的となりうることを示唆しています。
以上は日本での研究ですが、最後にUCSFでの研究計画について簡単に紹介できればと思います。

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【セミナー開催報告】
今回のセミナーにはオンラインで27人の方々にご参加頂きました。講演では、PUMILIOを利用して目的のRNAをライブで可視化する方法や、RNA結合タンパク質PUM1により制御される下流メカニズムについての興味深い話をしていただきました。
講演後には、初めての試みとしてSpatial Chatを用いたオンライン懇親会を開催し、参加者の皆さんにオンラインでの交流を楽しんで頂くことが出来ました。日本から参加して下さる方もいて、オンラインで開催することで新たなネットワーク形成につながる可能性を感じました。
COVID-19で落ち着かない状況が続くなか、ご講演下さった山田さんに改めてお礼申し上げます。

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BAS主催UCSFセミナー 8月1日(土)20:00~ (オンライン)


【BAS主催UCSFセミナー 8月1日(土)20:00~】

COVID-19の感染拡大を抑止するため、しばらくはソーシャルディスタンスを守りながら過ごす日々が続きそうです。状況が落ち着くまでの間、BASではオンラインスタイルのセミナーを開催していくことにいたしました。
その第1回目となる8月1日(土曜日)のセミナーでは、Second Genome, Inc.の岩井 祥子さんに『腸内フローラからの創薬の試み ~ Drug discovery from gut microbiome』という演題で御講演いただきます。

岩井さんは東京大学で学位を取得された後、Michigan State UniversityとUCSFでのポスドクを経て、Second Genome Inc.に入社されました。現在は同社のDirectorとして御活躍されています。今回のセミナーでは、様々な疾患に対する腸内フローラの応用例や今後の課題についてお話し頂く予定です。
どうぞ奮ってご参加下さい!

【 セミナー詳細 】
演題 :腸内フローラからの創薬の試み ~ Drug discovery from gut microbiome
講演者:岩井 祥子 (Shoko Iwai, Ph.D.)
    Second Genome, Inc.
日時 :8月 1日(土曜日)8pm ~ 9pm, PDT
参加費:無料
場所 :Zoom(お申し込み頂いた方には、前日までにメールでZoomリンクをお送りします)

準備の都合上、参加を希望される方は 7月 30日までに次のURLから参加申し込みフォームにご記入下さい。
URL= https://forms.gle/iNaEH5YTdR2gAe698

※ 講演者が安心して発表できる環境づくりのため、参加のお申し込みを頂くにあたり次の4つの事項にご同意いただきたいと思います。
(1) 講演内容の撮影や録音を行わない。
(2) 講演内容を無断で他メディアに掲載しない。
(3) セミナー参加用Zoomリンクを参加登録者以外と共有しない。
(4) セミナー参加に際してはビデオをONにする。ビデオを利用できない場合は、アイコンに顔写真を利用するなどご本人が分かる形で参加ください。
ご理解とご協力をお願いいたします。

セミナーに関して何かご不明な点がありましたら、代表アドレスまでお問い合わせ下さい。


【 講演要旨 】
腸内フローラからの創薬の試み
岩井 祥子
Second Genome, Inc.

腸内フローラはヒトの免疫系、神経系、代謝系、循環器系など様々な疾患に関与していることが示唆されています。Second Genome社では、その腸内フローラをバイオインフォマティクスを用いて解析することにより微生物由来のタンパク質や代謝産物を特定し、その薬効性を確認することにより創薬を行なっています。具体的な手順としては、まず大学や製薬企業との共同研究及び査読文献から得られたデータの整理、データベースの構築を行います。次に、標準化された微生物叢解析及び、メタ解析を用いた複数のデータ間に一致する微生物の特徴の特定をし、さらにそれらの特徴から微生物由来のタンパクまたは代謝産物の推定、そして候補となる物質の特定を行います。特定された物質は、従来の薬の開発と同様にin vitro、in vivo試験を行い、その薬効性を確認します。これまでに、潰瘍性腸炎、免疫腫瘍、自閉症などの腸内フローラにこの手法を適用してきました。これらの応用例をいくつかご紹介し、腸内フローラ由来の薬の開発の今後の課題などをお話しできればと思います。


Drug discovery from gut microbiome
Shoko Iwai
Second Genome, Inc.

Associations between gut microbiome and many diseases including immune-, neurological-, metabolic- and cardiac- diseases have been reported. At Second Genome, we analyze gut microbiome using bioinformatics tools to identify bioactive bacterial proteins and metabolites, and test their efficacy as therapeutics. In brief, we first organize and curate data from academic and/or pharmatheutical collaborations and public studies, and store them in our proprietary database. Then, we process the data using our standardized pipeline, and run meta-analysis to identify concordant microbial features across datasets. Those identified candidates are tested in in vitro and in vivo assays similar to the conventional drug discovery approach. To date, we have applied this platform to microbiome data in multiple disease areas including inflammatory bowel disease, immuno-oncology and autism spectrum disorder. I would like to share some of those applications and results, and challenges in drug discovery from gut microbiome.

BAS x UCSF日本人医師の集い 共催 UCSFセミナー 1月17日(金) 午後7時00分~

【BAS x UCSF日本人医師の集い 共催 UCSFセミナー 1月17日(金) 午後7時00分~】

1月17日(金)に開催予定のUCSFセミナーでは、UCSF, Diabetes center所属の松崎 潤太郎さんに「血中マイクロRNA診断研究の現状と未来」という演題でご講演いただきます。

松崎さんは2005年に慶應大学医学部にてMDを取得後、消化器内科医として研鑽を積まれました。2013年に慶応大学医学系研究科でPhDを取得された後、2015年から2019年まで国立がん研究センターで研究員を務め、血中のマイクロRNAを用いたがんの早期診断法の開発などの研究に従事されました。2019年の夏から、UCSF Diabetes CenterのMacmanus Labにポスドクとして赴任されています。

本セミナーでは、松崎さんがこれまで日本で取り組まれていた、血中マイクロRNAによるがん診断の最前線についてお話いただく予定です。なお、今回はBASとUCSF日本人医師の集いの共催企画となります。 どうぞ奮ってご参加ください!

=== === === セミナー詳細 === === ===

演題名:血中マイクロRNA診断研究の現状と未来
         (Circulating microRNA diagnostics: recent progress and perspective)
演者:松崎 潤太郎 (Juntaro Matsuzaki, MD Ph.D, Postdoctoral Scholar)
所属:UCSF, Diabetes Center, Mcmanus lab

日時:1月17日 (金) 午後6時半開場、午後7時講演開始
場所:UCSF Mission Bay Campus, Mission Hall, Room MH-1400 (1F)
         550 16th Street, San Francisco, CA 94158
会場の案内:
今回はMission Hallでの開催です。通常とは開催場所が異なりますので、ご留意ください。建物の入り口は4th street側です。建物中央にある警備デスクで入館手続きを済ませて下さい。入館手続きの際にPhoto IDの提示を求められますので、運転免許証などの身分を証明できるIDをご持参下さい。
参加費:$5 (軽食を用意します) ※学生無料
*今回は、ニプロ株式会社様から食事の一部を御提供いただく予定です。

準備の都合上、参加希望の方は1月15日(水)までに鈴木までメールでお申し込みください。

演題概要:
がんの征服は人類の悲願であり、そのためにがんの一次スクリーニングの効率化は不可欠です。この課題克服にむけて日本では、2014年から2019年にかけて国立がん研究センターを中心として「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発プロジェクト」という大規模な研究開発が行われました。既存のバイオバンクを用いて、卵巣癌、神経膠腫、肉腫などの稀な悪性疾患を含む13種類の固形がんの患者から10,000を超える血清を収集し、全検体のマイクロアレイ網羅分析を実施しました。このデータからみえてきた血清miRNA診断の実現可能性、および克服すべき課題、それを踏まえての米国での自分の挑戦も含めて、この場を借りてご紹介できればと思います。


【セミナー開催報告】

今回のセミナーには、総勢35人の方々にご参加いただきました。セミナーでは、松崎先生が血中のマイクロRNAを用いたがん診断に注目するに至った経緯に始まり、マイクロRNAを用いたがん診断の最前線と現状の限界について解説していただきました。講演の終盤には、これまでに得られたデータをより深く理解するために、今後どのような方向性で研究を展開する必要があるかについても解説いただきました。臨床から基礎まで幅広い視野を持ち、大きな枠組みで研究活動を展開されている姿がとても印象的でした。講演後には、参加者の方達から活発な質疑が行われるなど、活気のあるセミナーとなりました。

ご多忙にもかかわらずご講演くださった松崎潤太郎先生に、改めて感謝申し上げます。また今回のセミナーでは、食事の一部をニプロ株式会社様にご提供いただきました。厚く御礼申し上げます。

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BAS主催UCDセミナー 1月10日(金)18:30〜

【 BAS主催UCDセミナー 1月10日(金)18:30〜 】

1月10日(金)開催のUCDセミナーでは、カリフォルニア大学バークレー校 ロー・スクール客員研究員丸山泰弘さんにご講演いただきます。

演題名:「なぜ薬物政策は合法化の流れにあるのか」
演者:丸山泰弘、博士(法学)
所属:立正大学法学部 准教授(刑事法)/カリフォルニア大学バークレー校 ロー・スクール 客員研究員

日時:1月10日(金)18:00開場、18:30講演開始
会場: UC Davis Plant Reproductive Biology Building, Conference Room
参加費:$5(軽食を用意します)、学生無料

準備の都合上、参加希望の方は1月10日(金)正午までに村田までお申し込みください。

要旨:
近年、薬物犯罪に対する刑事司法制度に大きな変化が見られる。例えば、刑事施設における特別改善指導の導入や社会内処遇と平行して行う刑の一部執行猶予制度などが挙げられる。このように薬物使用者に対する政策は、従来の厳罰化一辺倒で対応されていた時代から、「より治療的」で、「より福祉的」であるとして、薬物使用者に対する向き合い方に変化をもたらしている。未だに「ダメ。ゼッタイ。」教育を前提とし、厳罰な刑事罰によって薬物使用を制限しようとする日本においても、どのように刑罰と治療の関係を構築するかが今後の大きなムーヴメントの1つとして注目されている。
しかし、刑事司法において「トリートメント」を行うことにも依然として問題は残されている。いわゆる、刑罰として回復支援を行おうとする日本の制度では、「刑事司法の枠内であっても本人の同意が必要である」とする国連の最低基準規則に反すると同時に、過去の責任ある行為(犯罪行為)に対して科されるものが「刑罰」であるとされる「犯罪と刑罰」の関係だけでなく、将来に起こすかもしれない犯罪を予防するために治療という名の刑罰が利用されるという「保安処分」論との相違が検討される必要があろう。
一方で、国際的には、日本とは全く異なる薬物政策を行なっており、大きく分けて2通りの取り組みが見られる。主に刑事司法の枠組みにおいて、いかに回復プログラムにつなげるかを模索しているアメリカが主導するドラッグ・コート(薬物専門裁判所)型と、刑罰による薬物規制に限界を認め、いかに存在する害悪を減少させるかに舵を切ったヨーロッパのハーム・リダクション型である。
そこで、本報告では、現在の日本の薬物政策の問題点を外観し、刑事司法で回復支援を試みるアメリカの政策と、刑事罰に依存することを諦めたヨーロッパ諸国の薬物政策とを比較し、なぜ世界の薬物政策は合法化の流れにあるのかを検討したい。


【セミナー開催報告】
日本では「ダメ。ゼッタイ。」普及運動をはじめとして、徹底した初期使用への予防が主流であった。しかし、末端使用者への厳罰だけでは薬物使用者を減らすことは困難であった。刑務所では薬物依存離脱指導が行われているが、これも十分なevidenceは得られていない。さらに刑事施設の処遇であっても参加者の同意を前提とした治療プログラムが行われるべきとする国連の基準にも沿わず、強制的な治療の問題が残る。
アメリカでは1989年に依存症治療(医療行為ではなく、生き方の回復に意味が近い)プログラムを据えた裁判であるドラッグ・コートが開始された。根本原因を解決することに注目した制度であり、これらはドラッグ問題をはじめとして、問題解決型裁判所と呼ばれる。この問題解決型裁判が急増しているが、被告(薬物使用者)が半永続的に裁判所の支配下にあることが指摘されている。むしろ効果的な薬物政策は刑事司法から離脱し、非刑罰化・非犯罪化であるとした動きも活発である。
ヨーロッパでは社会保障や公衆衛生の問題として考える「ハーム・リダクション」が主流である。特にポルトガルは自己使用目的は非処罰とし、教育を充実させることで使用率も低下傾向を示している。この取組みにより、深刻な状態になる前に医療にかかれるために社会全体にかかるコストはむしろ以前に比べ削減され、さらにマフィアの資金削減に一役買っている。
 以上のように、世界の薬物政策を紹介いただき、今後日本での薬物政策、規制の在り方をディスカッションする貴重な機会になった。薬物を非処罰にすることにより、むしろ薬物被害者を減らすことができるというエビデンスが出てきていることは驚きであり、新たな可能性に気づかされた。

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今回のセミナーには、講演者を含む7人が参加しました。この場をお借りして、お忙しい中ご講演下さった丸山泰弘さんに改めてお礼申し上げます。
ベイエリアセミナーとは
Japanese San Francisco Bay Area Seminar (略称: BAS)は、生物学・医学に関するセミナー開催を中心的な活動として研究者支援を行っている非営利団体です。

 
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